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IPTV World Forum 2008 in London②

またまた事業開発部の古志野です、こんにちは。
続いてカンファレンスのレポートをお届けします。

会場にあるカンファレンスルームでは、
3日間とも9時から18時までカンファレンスが行われました。

カンファレンスの参加には3日間で約40万円(高い!)かかるのですが、
せっかく高いお金を払うので、聞いた講演ほぼすべてをレコーダーで録音してきました。

1日10以上の講演を聞きましたが、テーマは例えば、

- emerging business models
- increasing arpu
- advanced service differentiation
- the power of advertising
- quality of experience

などなど、IPTV上のサービスやビジネスよりのものが中心です。

ちなみに、世界のIPTV市場に軽く触れておくと、会員数トップ10はこんな感じです。
ソースは「Informa Telecoms & Media」の資料によるものです。

Selected IPTV operators by subscriber number(2007/2Q)

Orange TV (France) 837,000
Now Broadband (Hong Kong) 818,000
Hana TV (South Korea) 547,000
Fios TV (US / Verizon) 515,000
SMG TV (China) 500,000
Imagenio (Spain) 451,000
Free (France) 420,000
Chunghwa Telecom (Taiwan) 331,000
Belgacom TV (Belgium) 191,000
Fastweb (Italy) 170,000


残念ながら日本はまだ圏外ですね…。
これが5年後にどうなっているか国別のデータを見てみると、
アジア勢が飛躍的な伸びを見せてきます。

Top 10 IPTV Markets by Subs in 2012

China 6,623,000
US 4,888,000
France 4,167,000
Japan 3,143,000
Germany 2,559,000
Italy 1,781,000
UK 1,602,000
South Korea 1,469,000
Hong Kong 1.158,000
Spain 1,050,000

日本が世界第4位の位置まで躍進しています。
ちなみに収益を見るとUSに次ぐ世界第2位のマーケットに成長しています。

Top 10 IPTV Markets by Revenues in 2012 (US$m)

US 3,096
Japan 1,988
France 1.402
Italy 1.078
Germany 904
Spain 619
China 572
UK 571
Canada 464
South Korea 377

NTTグループが新IPTVサービスの「ひかりTV」を3月末に開始しますが、
日本全国に高速なネット環境が普及し、その上でのサービスに各社とも新たな収益源を模索する中、
やはりIPTVは重要な役割を担ってきますね。


それでは、プレゼンの資料の中から興味深いものをいくつか掲載します。
まずはThomsonのプレゼンの中でのキーワード。

「A new generation is emerging」

IMGP4236.JPG

The "digital natives"の生活スタイルは、

-Sharing Blogging
-3.500 houres of online social networking
-5,000 hours of video game playing
-Technologically Literate
-10,000 hours of mobile phone use

などなど、常にデジタルと共にある世界になりました。
IPTVサービスにおいても、それらを考慮したユビキタス性がますます重要になってきますね。


続いてこの画像は、世界一のIPTVオペレーターである、
フランスのOrange TVのプレゼン資料です。

IMGP4281.JPG

彼らの戦略もクロスプラットフォーム化の推進ですね。
いまや4000本、5000本のビデオ提供なんてMust条件となりつつあり、
コンテンツでの差別化は難しくなってきています。
まぁ結局のところ、配給元は限られてますから(笑)

別の差別化要因としての複数プラットフォーム上でのサービスは重要なキーワードですね。
「TV」「PC」「Mobile」での展開は、Orange TVに限らず多くの会社が必要性を訴えていました。


もう少し掘り下げて、何をクロスプラットフォーム化するかについて触れておきます。

Orange TVのようにコンテンツ配信自体を複数プラットフォームに持ち込む会社もあれば、

IMGP4285.JPG


swisscomのように、TV-Guide(EPG)のユビキタス性に特化している会社もあります。
ヨーロッパでは、60%の人が番組検索にEPGを利用しているそうです。
携帯やPCでいつでも番組を検索でき、その場で録画や視聴予約ができる。
日本のサービスでも早く実現して欲しいですね。

IMGP4332.JPG


以上、3日間の展示会を通して非常によい経験をしてきました。

各社のセッションを聞いていて伝わってきた、
次世代のIPTVサービスでのキーワードは以下の通りです。


・シンプルで使いやすいGUI
・サービスのクロスプラットフォーム化
・レコメンデーションによるARPU向上
・ユーザー毎のカスタマイズによるパーソナライズ化


まさにUIEvolution、UIEジャパンが目指している世界と一致していますね^^

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