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2008年03月25日

IPTV World Forum 2008 in London②

またまた事業開発部の古志野です、こんにちは。
続いてカンファレンスのレポートをお届けします。

会場にあるカンファレンスルームでは、
3日間とも9時から18時までカンファレンスが行われました。

カンファレンスの参加には3日間で約40万円(高い!)かかるのですが、
せっかく高いお金を払うので、聞いた講演ほぼすべてをレコーダーで録音してきました。

1日10以上の講演を聞きましたが、テーマは例えば、

- emerging business models
- increasing arpu
- advanced service differentiation
- the power of advertising
- quality of experience

などなど、IPTV上のサービスやビジネスよりのものが中心です。

ちなみに、世界のIPTV市場に軽く触れておくと、会員数トップ10はこんな感じです。
ソースは「Informa Telecoms & Media」の資料によるものです。

Selected IPTV operators by subscriber number(2007/2Q)

Orange TV (France) 837,000
Now Broadband (Hong Kong) 818,000
Hana TV (South Korea) 547,000
Fios TV (US / Verizon) 515,000
SMG TV (China) 500,000
Imagenio (Spain) 451,000
Free (France) 420,000
Chunghwa Telecom (Taiwan) 331,000
Belgacom TV (Belgium) 191,000
Fastweb (Italy) 170,000


残念ながら日本はまだ圏外ですね…。
これが5年後にどうなっているか国別のデータを見てみると、
アジア勢が飛躍的な伸びを見せてきます。

Top 10 IPTV Markets by Subs in 2012

China 6,623,000
US 4,888,000
France 4,167,000
Japan 3,143,000
Germany 2,559,000
Italy 1,781,000
UK 1,602,000
South Korea 1,469,000
Hong Kong 1.158,000
Spain 1,050,000

日本が世界第4位の位置まで躍進しています。
ちなみに収益を見るとUSに次ぐ世界第2位のマーケットに成長しています。

Top 10 IPTV Markets by Revenues in 2012 (US$m)

US 3,096
Japan 1,988
France 1.402
Italy 1.078
Germany 904
Spain 619
China 572
UK 571
Canada 464
South Korea 377

NTTグループが新IPTVサービスの「ひかりTV」を3月末に開始しますが、
日本全国に高速なネット環境が普及し、その上でのサービスに各社とも新たな収益源を模索する中、
やはりIPTVは重要な役割を担ってきますね。


それでは、プレゼンの資料の中から興味深いものをいくつか掲載します。
まずはThomsonのプレゼンの中でのキーワード。

「A new generation is emerging」

IMGP4236.JPG

The "digital natives"の生活スタイルは、

-Sharing Blogging
-3.500 houres of online social networking
-5,000 hours of video game playing
-Technologically Literate
-10,000 hours of mobile phone use

などなど、常にデジタルと共にある世界になりました。
IPTVサービスにおいても、それらを考慮したユビキタス性がますます重要になってきますね。


続いてこの画像は、世界一のIPTVオペレーターである、
フランスのOrange TVのプレゼン資料です。

IMGP4281.JPG

彼らの戦略もクロスプラットフォーム化の推進ですね。
いまや4000本、5000本のビデオ提供なんてMust条件となりつつあり、
コンテンツでの差別化は難しくなってきています。
まぁ結局のところ、配給元は限られてますから(笑)

別の差別化要因としての複数プラットフォーム上でのサービスは重要なキーワードですね。
「TV」「PC」「Mobile」での展開は、Orange TVに限らず多くの会社が必要性を訴えていました。


もう少し掘り下げて、何をクロスプラットフォーム化するかについて触れておきます。

Orange TVのようにコンテンツ配信自体を複数プラットフォームに持ち込む会社もあれば、

IMGP4285.JPG


swisscomのように、TV-Guide(EPG)のユビキタス性に特化している会社もあります。
ヨーロッパでは、60%の人が番組検索にEPGを利用しているそうです。
携帯やPCでいつでも番組を検索でき、その場で録画や視聴予約ができる。
日本のサービスでも早く実現して欲しいですね。

IMGP4332.JPG


以上、3日間の展示会を通して非常によい経験をしてきました。

各社のセッションを聞いていて伝わってきた、
次世代のIPTVサービスでのキーワードは以下の通りです。


・シンプルで使いやすいGUI
・サービスのクロスプラットフォーム化
・レコメンデーションによるARPU向上
・ユーザー毎のカスタマイズによるパーソナライズ化


まさにUIEvolution、UIEジャパンが目指している世界と一致していますね^^

2008年03月21日

IPTV World Forum 2008 in London①

事業開発部の古志野です。
前回のエントリーに続いて、そろそろ本題に入ります。

3/12~14の3日間、ロンドンのケンジントン地区にある、
オリンピア展示場で開催されたIPTV World Forumに参加をしてきました。

このイベントは、世界中のIPTV関連の企業約150社が集まり、
関連企業が出展している展示ホールと、
1日中さまざまな講演が行われるカンファレンスルームに分かれます。
来場者は3日間で5,500人だったそうです。
(いま、ホームページを見たら6,500人に増えてますね。得てして展示会は、来場者数を割増して発表するもんです。)

ちなみに展示ブースへの訪問は無料なのですが、
カンファレンスを聞くための3日券は、なーんと約40万円(高い!!)します。

古志野は両方参加してきたので、
まずは展示会場のレポートをあげたいと思います。
引き続き、写真をふんだんに使ってお届けしたいと思います。


まずは会場の様子をご覧ください。いわゆる展示会という雰囲気ですね。
出展社は例えば、STBだとUKのamino、台湾のADB、中国のYuxingなど、
ソリューションでは、フランスのThomson、韓国のDAEWOO、アイルランドのIndustriaなどが出展していました。

IMGP4243.JPG


いろいろなデモ用GUIが展示されていたので、
岡島と二人でデザインや操作性など触り倒してきました。

このデザインはどうだとか、反応おそっ!とか、この見せ方は面白い!
とか、リモコンを操作しながらぶつぶつ言ってる2人組は、傍から見たらかなり怪しいですね(笑)
まぁ日本語はどうせ通じてないだろうから、よしとしましょう。


さて、いくつか写真を撮ってもOKと言われたものをご紹介します。

これはDAEWOO社のホテル向けIPTVサービスのGUIですね。
ブラウザで作られているので操作性はいまいちでしたが、
すっきりとした落ち着いたデザインで分かりやすいですね。

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envivio社のエンコードテクノロジーのデモです。
こうして一画面に並べられると、改めて規格の多さを認識しますね。

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Industria社は、UIEngineと同じサーバ・クライアント技術を用いたGUIで、
なかなかの操作性が優れていましたが、要求スペックがちょっと高めですね。

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Thomson社のブラウザベースのGUIデモです。
反射しちゃって、ちょっと見えにくいですね^^;

100_2902.JPG


STBベンダーであるCIMA社のGUIデモは非常にシンプルでした。
分かりやすさの観点からみると、これはこれでありなのかもしれません。

100_2910.JPG


個人的に一番感動したのは、
リモコンメーカーのUNIVERSAL ELECTRONICSという会社のデモです。
wiiのようにポインタを自由に移動させられるのですが、
本当の意味でのUser Experienceは、ソフトだけでは実現できないんだなぁ、
というのを実感しました。

100_2889.JPG


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全体を通して、STBはハイエンド寄りが多く、
GUIのソリューションはブラウザかJavaベースのものがほとんどでした。

デモとしてはEPGに力を入れている感じでしたね。
EPGについては、次回のカンファレンスのレポートでも触れたいと思います。

2008年03月20日

UIEvolutionがAT&Tのおもてなしを担当

UIEJの穂坂です。
既に中島のBlogでもお伝えしておりますが、UIEvolutionがAT&TのMedia Mall2.0のおもてなしを構築させていただきました。
恐らくCTIA(4月1日からラスベガスで行われる)で実機にて体験できるようになると思いますので、別途詳しくレポートしたいと思います。

AT&Tのプロモーションページはこちら

日本では実機デモが出来ないのがとても残念です。

2008年03月17日

ヴァージン航空の“おもてなし”

こんにちは、事業開発部の古志野です。
2年間もUIEJにいるくせに、うっかり初エントリーです。

3/12(水)~3/15(金)の3日間ロンドンで開催された、
IPTV World Forum」に、デザイナーの岡島と参加してきたので、
そのレポートを何度かに分けてお届けしたいと思います。(超大作!)

まず最初のレポートとして、東京-ロンドン間の移動に利用した、
ヴァージン・アトランティック航空の“おもてなし”に感動したので、
それについて書くことにします。

ちなみに第2部で本題の「IPTV World Forum」のレポートを、
最終回の第3部でロンドンでの体験を書くつもりです。あくまで予定です。
せっかくなので、写真をふんだんに盛り込んでお届けします。

さて、成田空港から飛行機に乗り込むわけですが、もちろんエコノミーシート。
なんといっても12時間のフライトなので、席はすごく重要。

IMGP4176.JPG

足を投げ出したり、トイレに立ちやすかったりってのを考えて、
チケット発券のときに「通路側」をお願いするのは常識ですが、
古志野クラスになると要求はもっと細かいです。(言ったもん勝ち!)


第1希望:非常口の席を要求する
⇒ここ最高です。前がオープンスペースなので、足のばし放題♪でも、数が限られている&ライバルが多いので、なかなかとれません。。

第2希望:前が壁の席の通路側
⇒モニターとかトイレとかで前が壁になっている席がいくつかあるんですが、普通の席に比べると前が広いのでオススメです。


ということで、いつものように要求してみる。
ポイントは“礼儀正しく、好印象”にお願いすることです(笑)


古志野「空いてたら、非常口の席をお願いできますか?」

受付の人「古志野様、非常口のシートは空いておりましてご用意可能ですが、ヴァージンの場合は席がとても広いので、追加で1万5千円いただいております。いかがいたしますか?」


なんと、追加料金!さすがヴァージン・クオリティというべきか。。
それならいいや、ということで諦めて前が壁の席を用意してもらいました。

ちなみに、これはこれで結構広いんです。

IMGP4179.JPG

100_2782.jpg
岡島追記:
ヴァージンの座席は列ごとに鮮やかな色で塗り分けられています。
空間にリズムを与えることでブランドを強く印象付ける一方、
席を立った乗客にとっても自分の席を発見しやすく一石二鳥。

さて、お待たせしました。ここからが“おもてなし”の話です。

私の席は、くしくも非常口の席の隣だったんですが、
結局誰も乗りこんでこなかったんですね。(ちなみに全般に空いてた)
そしたら何故か、同行者の岡島がその席に案内されてるではないですか!


岡島「なんか、こちらの席の方が広いですよーって移らせてくれました。」


なんてラッキーなんだ!!
と話してると、それを見ていたCAさんが、


CA「お客様、ご友人ですか?よろしければ、お客様もお移りになりますか?こちらのほうが広いですよ。」


おぉぉぉぉ!無料でこの席ゲット!!
その心配りに、とても感動しました。

いやー、やっぱりめちゃめちゃ広いですよ(笑)

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そして次の感動は配布されたアメニティ。
歯ブラシ、靴下、アイマスクが入ってました。
エコノミーでこんなのくれたの初めてです。

IMGP4189.JPG

岡島追記:
他に募金用の小さな封筒も入っていました。余った外貨小銭の粋な使い道。
お洒落なアメニティとのギャップで企業好感度もアップです。

さらに!二度の機内食をいただきましたが、
これがまた、ウマい!!

IMGP4195.JPG

岡島追記:
「ウマい!」もそうなんですが、なにより「アツい!」
熱い料理は熱く、冷たい料理は冷たくいただける。
地味なところですが心に染みるおもてなしです。

さらに、さらに!!エコノミーでもエンタテイメント機は、一人ひとつずつ。
新作映画も目白押しで、日本公開前の「魔法にかけられて」も見れました。

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岡島追記:
実は今回の映像コンテンツで一番楽しめたのは、
フライト前に流れるセーフティビデオなんです。
普段は全く見向きもしないのですが、

こんなのだったらつい見てしまいますよね!
(完全版はこちらのサイトから見ることができます。)
もちろん「安全のしおり」もこのテイストで
100_2790.jpg
伝えたい情報だからこそ、興味を持ってもらうように工夫する。
一見ふざけているようで大まじめです。

とまぁ長くなりましたが、終始気分のよいサービスで、
飛行機の長距離移動がこんなに快適だったのは初めてです。

みなさんも、機会があれば是非ヴァージン航空をオススメします!

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ちなみに、帰りの飛行機での話ですが、
同行の岡島の隣に座っていたお客さんはヴァージンの常連らしく、
CAさんが「いつも有難うございます。」と声をかけに来たり何かと気配りをしていたそうです。
プレミアムシートとかではなくエコノミーのお客さんでも、
きちんとデータベース化してリピートユーザーには感謝の気持ちを持って接する。
素晴らしい“おもてなし”じゃありませんか。

このように素晴らしいUser Experienceを提供することで、
その体験がこうやってブログ等で書かれたりして、
バイラルの力で新しい収益(顧客)を生むんですよね^^

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岡島おまけ:
トイレもすごかった。
ロックかけたらブルーのライトアップ。横には赤ちゃんのおしめ台。
ティッシュは極上にやわらか。しかもごみ箱のフタにもこだわりが。

わかりました?
「パタンッ」じゃなくて「グゥ〜…、パタ」ですよ!
この高級感!この細かさの積み重ねが、
高いユーザーエクスペリエンスにつながっていくと思うのです。

2008年03月12日

中島聡氏×海部美知氏 対談

UIEジャパンの穂坂です昨日3月11日、アスキー新書1周年記念として、弊社会長の中島聡と海部美知氏のトーク&サイン会が八重洲ブックセンターにて行われました。
会場には100席用意されていましたが、座りきれず立ち見の方々もいらっしゃって、大盛況でした。
対談の内容は全文リポートを月刊アスキー誌面、月刊アスキーWebにて掲載される予定ということですので、ご来場できなかった方は楽しみにしていてください。

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特に私が気に入ったのは、
・プチ変人
・会社は乗り物
・エンジニアの経済学

ビデオの撮影もしましたが、ダイジェスト版のみしか許可されていないので、編集しましたらここにUpします。
もし全部見たいという方がいらっしゃいましたらUIEジャパンまで遊びに来てください。

2008年03月05日

IC Card World

UIEジャパンの穂坂です。
4月4日より東京ビックサイトで開催されているIC Card WorldにUIEngineを搭載したIC Cardソリューションが展示されています。

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出展は我々のパートナー企業であるアイティアクセス株式会社(http://www.itaccess.co.jp/)によるもので、彼らの扱うさまざまな製品を組み合わせ、エンジニアの方が手作りで創られたソリューション展示である。

全体像
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UIEngineはARMプロセッサの搭載された名刺サイズの小型ボードで動作している。
このボードからZigbee経由でドア、シャッター、ロッカー、電気を操作するのですが、操作の前には認証として登録されたICカードをかざす必要があります。
UIEngineで動いているGUIはどこかで見覚えがあるような気がしますが、アニメーションもついて快適に動作しています。今回はローカルで限定されていましたが、もちろんUIEserverと組み合わせてリモートで携帯、TV、カーナビのネットワークデバイスからも同じGUIを使い遠隔操作も簡単に作れそうです。

メインコントロールパネル(もう少しすると右下に見える液晶の付いたデバイス(ICカードリーダ内臓)の上で動くようになるみたいです)
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ドア
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ロッカー
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シャッター&電灯
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デモ動画

今後、オフィス・自宅等さまざまな場所にこのようなシステムが設置されてゆくと便利になりますね。
UIEジャパンオフィスにも設置を検討したいと思います。

2008年03月02日

2周年

UIEJapanが営業を開始したのが2006年3月1日、あっという間の2年間でした。

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これからも“User Experience(おもてなし)”にこだわりを持って活動してゆきます。